ラクガキ
公開期間:9月14日から11月8日まで
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選者 S
ふつうの編集者
ワンアイデアが光る! ハートウォーミングな秀作にメロメロ?!
S 「ラクガキ」から4篇持ってきました。1975年に読売新聞に連載していた作品です。
G 知ってるけどちゃんと読んだことなかった。かわいいね、いいね!
Y ほんと、いいじゃない。はかない。シンプルでエモい。
K いいですね。
S 絶賛じゃないですか。うれしい。まずキャラがかわいい。実は「ラクガキ」っていうタイトルでセンセイは媒体を変えて3作描いていまして。1966年に「少年マガジン」(タイトルは「らくガキ」)、1967年に「COM」(タイトルは「らくがき」)が、それぞれ読み切り。今回のが新聞連載です。毎週日曜日に、石森章太郎先生、ちばてつや先生、望月三起也先生、そして赤塚センセイが持ち回りで「まんが・ろ〜どしょ〜」という全体のタイトルのなかでマンガを発表していました。発表時は全編カラーで贅沢。
G へー、カラー作品だったんだ。
M 掲載時には今とレイアウトも違っていて、これはページものに描き直したバージョンです。
W そうだったんですね。カラーでも見たかった!
Y ストーリーは、壁に描いたラクガキだから水に濡れると消えちゃう、ラクガキだから塀に逃げれば生きのびる、っていう括りだけでしょ? 無理にギャグを入れたりヒネリ回すようなことしなくていいから、読んでるほうも安らぐ。
S 読者層が幅広い新聞連載ってことも考えたんでしょうか。
Y そうだと思う。これ持ってきてくれた4回分ぜんぶ載せようよ。
S そうしましょう。夜になったら人間に気づかれないように動きだすのは「TOY STORY」みたいだと思いました。
Y おれは「ピノキオ」っぽいって思った。最後に人間になる。
K どちらにしても良質なエンタメってことですね。
Y さいごは神様にお願いしてこんなかわいい子に変身しちゃう。センセイはこういうのもうまい。
G 今回は短くきれいにまとまりました。