季節の中のなかまたち
節句と自然とともにおおきく育つ
おおみそかは大手を振って夜更かしできる唯一の日。そうして元旦はねぼけながらおせち料理やお雑煮を食べることに。そんなたまちゃんをパパとママは、叱らずに温かく見守ってくれます。
お正月の遊びの定番・羽つきは、女の子だけのものではありません。羽を落としたら、顔に墨を塗るのが昔からのルール。ぼけなすくんは、さっそく顔を真っ黒にしています。
雪が降ったら、子どもたちは元気に外に飛び出します。この日だけは、どんなに寒くてもへっちゃらです。そして、人数がそろえば雪合戦が始まります。雪だるまやかまくら造りも楽しい遊び。
3月3日の桃の節句は、女の子のおまつり。たまちゃととまとちゃんはお内裏さまとおひなさまのかわりになって、ひなだんに座ります。あとの3人は、三人官女?白酒やひし餅でお祝いします。
春は、新入学の季節。新一年生は、大きなランドセルに大きな帽子をかぶって、ドキドキしながら校門をくぐります。友だちをたくさん作って、たくさん遊ぶのが一年生の仕事です。
5月5日の端午の節句は、男の子のおまつり。青空に元気なこいのぼりが泳ぎます。この日は、柏もちを食べて菖蒲を浮かせたお風呂に入れば、完璧です。これで、元気な年を過ごせるでしょう。
雨が振ると外で遊べないので、梅雨の季節はつまらない日が続きます。長靴で水たまりを歩くのが、せめてもの憂さ晴らしです。テルテル坊主を作って、明日の天気を祈りましょう。
梅雨が明けると、待ちに待ったプール開きです。体育の授業だけでなく、プール開放日には1日も欠かさず通って、くたくたになるまで泳ぎます。プール遊びは、夏休みの定番です。
夏休みには、誘い合ってキャンプに出かけます。テントが張れたら、飯盒炊爨。野外でみんなで食べるごはんは、何よりのごちそうです。クマの出没には、要注意。
秋は、スポーツの季節。運動会やマラソン大会など、学校だけでなく地域の行事にも参加します。大人も子どももこの日ばかりは、みんないっしょに身体を動かして、楽しく過ごします。
カキが実る頃になると、カキどろぼうが現れます。むかしは、どこの家にもカキの木がありました。甘いカキ、渋いカキの見分けは難しいですが、とろりとした干しガキは秋のおやつのひとつ。
秋も深まると、おいしいキノコの季節です。毒キノコは、このマンガのようにわかりやすく悪人面をしているといいのですが、見分けは難しいようです。決して食べてはいけませんよ。
ふだんはのんびりしている先生も走るというほど、忙しい12月。待ちに待ったクリスマスです。たくさんのごちそうとプレゼントの交換。ツリーをかざりつけたら、ジュースで乾杯です。