
- 概要
- 昭和37年、赤塚センセイ念願の週刊少年マンガ誌から作品のオーダーが来た。「4回の短期連載で、ギャグマンガをお願いします」「……4回連載か」それまで何度も本誌や別冊で単発もので腕だめしをしてきた。「よーし、どうせ4回で終了なら誰も描いたことがない、ハチャメチャマンガをやるぞ!」と、燃えた赤塚センセイ。
考えた末、前代未聞の六つ子を主人公に持ってくることにした。これは1950年に公開されたアメリカのコメディ映画『1ダースなら安くなる』を参考にしたそう。本当は、映画通りに12人兄弟にしたかったそうだが、それはいくらなんでもコマに入りきらいない……と、6人兄弟になった。
すると、第1回目の掲載から読者の大反響があり、4回連載のはずが7年にもおよぶ長期連載となった。そしてここから、赤塚センセイの壮大なギャグ人生がスタートしたといえる作品となった。

- ★1965年 小学館漫画賞を受賞。
- 連載
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「週刊少年サンデー」 (小学館)1962年4月15日16号 ~ 1969年5月18日21号
「小学一年生」 (小学館)1966年4月号 ~ 1967年3月号
「ボーイズライフ」 (小学館)1966年4月号 ~ 12月号
「週刊少年キング」 (少年画報社)1972年13号 ~ 1973年53号
※1972年5号に「リバイバル版チビ太の金庫やぶり」掲載アリ「月刊コミックボンボン」 (講談社)1987年11月号 ~ 1990年3月号
「月刊テレビマガジン」 (講談社)1988年2月号 ~ 1990年1月号
- 単行本
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『おそ松くん』
(青林堂)
全5巻
1963年8月『おそ松くん』
(東邦図書出版)
全4巻
1964年10月『おそ松くん』
(小学館)
全1巻
1966年12月
『おそ松くん全集』
(曙出版)
全31巻
1968年『おそ松くん傑作集』
(汐文社)
全5巻
1976年1月『おそ松くん自選傑作選』
(朝日ソノラマ)
全10巻
1979年6月
『おそ松くん』
(講談社)
全34巻
1988年1月『赤塚不二夫爆笑ランド
おそ松くん』
(講談社)
全7巻
1988年2月『最新版 おそ松くん』
(講談社)
全2巻
1988年8月
『おそ松くん』
(竹書房文庫)
全7巻
1995年10月『おそ松くん』
(竹書房文庫)
全22巻
2004年11月赤塚不二夫名作選1
『おそ松くん』
(小学館文庫)
2005年3月
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電子書籍
『おそ松くん』
(ebook japan)
全34巻
2009年7月