選者 Y
赤塚不二夫さいごの弟子
大流行りのSFのストーリーにチャレンジした意欲作!!
Y 「ミスターかぐや」を持ってきました。
K 初期の読み切り作品ですね。
Y ほんとに初期の初期。この作品を発表したすぐあとにおそ松くんの連載がはじまります。
M 1962年2号の「少年サンデー」に掲載された読み切り作品です。
S センセイから、おそ松が始まる前に「(少年)サンデー」編集部から立て続けに読み切りを頼まれて、こいつはどうだ?と試されていた、と聞いたことがあります。
Y じゃ、この試され作品で合格したのか。絵が赤塚不二夫調として確立されてないくて、クチのなかのハートもまだない。全体的に石ノ森章太郎先生の影響を感じるなぁ。
W 言われてみれば、確かにそんな感じがします。
Y トキワ荘にいたころには、仲間たちと夜空を見上げてよく宇宙のことを空想していた、と話してくれたことがあって、いい話だなぁと思った。
Z 赤塚センセイもSFとか好きだったんですかね。
M 同時期にトキワ荘に住んでいた、藤子(不二雄)の両先生にも宇宙人の話はたくさんありますよね。
G そもそも「ドラえもん」だって、ねぇ。
Y 確かに!この話は、宇宙人もので、SFギャグストーリーとでもいうかんじで今も昔も変わらず、みんな好きよね。UFOとか、今はUAPって言うけど、YouTubeでも鉄板ネタだし。
G 「カクジッケンハンタイ!」って。
K 60年経っても変わってない。
全 ははっはは
Y フジオプロの2階でセンセイと「未知との遭遇」を見たことを思い出した!
W へー、うらやましいです!
S 話は戻るけど「ミスターかぐや」ってタイトルが洒落てると思いませんか。
Y かぐや姫でしょ。かぐや姫宇宙人説からきてるのか。
K 宇宙人とギャグって相性いいんじゃないですかね。
G 描きやすいのかな?なんでもアリで自由に発送できるから。センセイはSF映画なんかもよく観てアイデアを膨らませてたと思う。
S センセイは映画マニアでしたよね。黒澤明監督が好きだったのは有名だけど、ビリー・ワイルダーもよく観てて、セリフ回しを勉強している、と言ってました。
G へー、「アパートの鍵貸します」とか「お熱いのがお好き」とか洒落てるもん。センセイ好みだったかもしれない。
Y 「カクジッケンハンタイ!」って当時のフレッシュなネタをちゃんと入れてるのも素晴らしいと思う。
K ほんとですね。時事とSFとギャグで完璧じゃないですか!