「ひみつのアッコちゃん」ヒットの一方で、実は隠れた名作も生まれていました。若いお手伝いさんが主人公の「キビママちゃん」。今読んでも、キビママちゃんのかわいらしさに癒されるこのマンガは、赤塚作品のなかでも傑出の出来といっていいでしょう。
キビママちゃん
「りぼん」(集英社) 1965年10月~1966年8月 連載
~どんなマンガ?~
ママのいない大川家にお手伝いさんとしてやってきたキビママちゃん。荒れ放題の家のなかを片付けて、個性的な4人のきょうだいたちのお世話をします。元気で献身的なキビママちゃんが子どもたちと心を通わせていき、頑なだった子どもたちが次第に変化していく普遍的なストーリー。