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「まじめにやるんだ近藤さん」
「ホコリのプライドのドロボーなのだ」

天才バカボン

公開期間:8月10日から10月4日まで

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第十八回座談 天才バカボンから「まじめにやるんだ近藤さん」と「ホコリのプライドのドロボーなのだ」

Y

選者 Z

これでいいのだ.netのウェブデザイナーにして良心

ドロボーマンガの傑作を2本!? 近藤さんの正体とは??

Z すっごく迷って2本持ってきました。ドロボウマンガを2本、贅沢に。

W いいですね。ノリノリの天才バカボンですね。

Z 赤塚マンガでは、ドロボウネタって結構あると思うんですけど……。

M おそ松くんの連載スタートもドロボウネタからでしたね。松野家に入ったドロボウが六つ子に出くわして驚くという。

Z あっ、そうでしたね。この2本はどちらのドロボウももちろん悪人なんだけど、愛嬌がありすぎて憎めない。延々と近藤さんとやりとりするドロボウのお話は笑っちゃいます。両方に名前が出てくる「近藤さん」ってどんなひとだったんでしょう。気になります。

M 当時のフジオプロで実際にアシスタントをしていた近藤洋助さんですね。モデルというより、名前を借りただけだと思います。

G 近藤さんってセンセイから特別に可愛がられていたのかな?

Y いや、特にそんなことないと思うけど、チーフだったからそれなりにセンセイとの距離は近かったと思う。

S 内輪ネタという感じでスタッフいじりをするとか今では珍しくないんだろうけど、当時はかなり斬新だったと思います。

K センセイがとくに天才バカボンでは無双状態だったというのもおおきいと思うな。なんでもそうだけど、ウケてるときは何をやってもウケるという。

G ウケるから面白い。面白いからウケるという相乗効果がね。あとはもちろん絵も愛らしい。

Z そうでしょ。どっちのドロボウもそれぞれ可愛い。あとボクは、絵のパースを、マンガにおけるお約束なんだけど、イジったりする場面が面白くて。いわゆるメタ。

S ちなみに「ホコリのプライドのドロボーなのだ」の2ページの4コマ目に名前が挙がった「ノリヒロくん」は、当時のフジオプロでアシスタントをしていたセンセイの実弟の赤塚宣洋さんのこと。小ネタでした。

M では、わたしも小ネタを失礼します。「まじめにやるんだ近藤さん」は赤塚センセイが山田一郎に改名していた時代に描いた作品です。

G おおー。

M 「まじめにやるんだ近藤さん」は1974年2月3・10日合併号の「週刊少年マガジン」に、「ホコリのプライドのドロボーなのだ」は、1974年9月8日号に発表された作品です。で、1974年ごろからドロボーネタが爆発的に増えていきます。センセイのなかでもブームだったのでしょうか。

K むかしの空き巣とかコソ泥ってどこかセコくて笑える要素があったのかもしれませんが、今じゃまったく笑えなくなりました。

S ホントですね。トクリュウとか怖いだけです。

Y もう、マンガにはならないよ。