選者 Y
赤塚不二夫さいごの弟子
なんと言ってもタイトルの勝利! お気に入りのキャラは何度でも!
Y 「まかせて長太」ってさ、タイトルがすごく良くてさ。こんなのよく思いつくなって思う。
S 威勢がいいですよね。
G よし任せろ!みたいなことを「合点承知の助」っていうじゃない。江戸言葉っていうのかな。ああいうセンスがあるよね。
S センセイにタイトルについて聞いたことありますか?
Y これいいですねって言ったらうれしそうだった(笑)。長太はおそ松(くん)にメガネをかけさせただけだし、お母さんはおそ松(くん)のまんま。同時に連載してたんだよな、確か。
S 「まかせて長太」は「おそ松くん」から1年半ぐらいあとにはじまったと思いましたけど。
M はい、「少年」という光文社のマンガ誌での連載です。
Y 長太は親子で便利屋やってんだけど、このころからもう便利屋なんてあったんだね。連載2回目の回でこのケムリ男が出てくるのよ。「おそ松(くん)」のスモッグ一家のさ。
K ほんとおんなじですね。センセイはお気に入りだったんですね。
Y 顔がケムリで見えないっていうの、おもしろいじゃない。
M それですが、単行本では2本目に掲載されていますが、これが連載のときの2回目だったかどうかは確定できません。単行本をつくるときに順番を入れ替えているので。
Y ああそうか。でもこの回はおもしろい。
G 大先生っていう髪がケムリでいつもパイプを吸ってるキャラもいたね(「大先生を読む。」の主人公)。
Y そうそう。タバコのケムリってセンセイのキーワードとしてあるのよ。
Z そいうえばこの『週刊赤塚フジオ』の表紙でもタバコを吸ってるセンセイが何度も登場してます。
Y センセイといえばタバコのイメージが強い。
S 確かに晩年も吸ってもいないのに火を点けてテーブルに置いておく、って感じでした。
Y 「おそ松(くん)」のスモッグ一家はヤクザの親分がキューピー人形みたいな愛らしい顔立ちだったってオチなんだけど、ここではお花の顔なのね。
G どっちもかわいいじゃない?