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もーれつア太郎エピソード

男の友情とは?

「デコッ八のライバル出現」

ある日、八百×にはなくてならないデコッ八が、田舎に帰るために店をあけることになりました。その間、店を手伝うことになったココロのボス。ボスはお客さんの受けもよく、商売上手でした。

儲けが増えて喜ぶア太郎。そこへ田舎からデコッ八が帰ってきました。自分がいなくてもうまくやっている八百×にショックを受け、店を出る決心をします。デコッ八の居場所はありませんでした。

泣きながら町を歩くデコッ八。話を聞いた子分のブタ松は憤慨して、一生デコッ八の側を離れないと誓います。そしてふたりで新しい八百屋「八百デコ」を開店させることにしました。

デコッ八は、新しいお店をやりたいわけではありません。それを見たココロのボスは、自分がデコッ八を傷つけていたことに初めて気が付きます。そして、仮病を使ってデコッ八のために身をひくことにしました。

商売に夢中になっているア太郎は、そんなココロのボスの思惑にまったく気が付きません。すべてをずっと黙って見守って来たゆうれいのとうちゃんの拳が炸裂しました。ようやくココロのボスの気持ちとデコッ八の大切さに気がついたア太郎は、デコッ八を迎えにいきます。そして、「やさいをぜんぶくれよ!」とデコッ八に言いました。

ブタ松のゲンコツひとつで、デコッ八を取り戻したア太郎。ふたりは、いい仲間なのです。ア太郎のことを思って店を出ていくデコッ八、デコッ八のことを思って身をひくココロのボス。デコッ八を助けるブタ松、ア太郎をさとすとうちゃん。登場人物それぞれのこころの機微が響きます。

こうしてとうちゃんはゆうれいになった デコッ八初登場! 男の友情とは? ニャロメの活躍