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天才バカボンエピソード

パパの誕生秘話

生まれたときは大天才!

むかし、むかしのある晩、とある町で、大きな流れ星がありました。それは、とてつもない慶事を感じさせるものでした。偶然流れ星を目撃していたレレレのおじさんは、神の子の誕生を予言しましたが、それはある意味当たっていました。

「にいさん!」と呼ばれたパパそっくりの男こそ、パパのパパです。もうひとりは、パパのおじさんということ。3年間も入院してやっと生まれたという赤ちゃんは、いったいどんな子どもなのでしょう。ブタ、ニワトリ、ネコやウマまでも、誕生のニュースを聞いているところが、面白いです。

自分の妻のことも、子どもが生まれそうなことも3年も経てば忘れてしまうものなのでしょうか。やっと自分の立場を思い出したパパのパパは、全速力で病院に駆けつけます。

パパは、生まれたばかりだというのに、すぐに歩き始めたばかりか、お釈迦さまのありがたい言葉を口にされました。驚きおののく病院の先生や看護師さんの姿は、まるで神を見たときのよう。この子の輝かしい未来を予感させるシーンです。

病院にやってきたパパのパパにも、にこやかに「はじめまして」と初対面のごあいさつ。パパのパパを驚かせます。生まれたばかりのパパは、人並み外れた早熟な天才だったのです。

パパの誕生から数日後?の木枯らしが吹く寒い日のこと。おおきなくしゃみとともに頭の部品が口から飛び出し、コロコロと転がって川へ落ちてしまいました。頭の部品がひとつ足りなくなったパパは、この日を境に天才期はキッパリと終了し、ただのバカに生まれ変わってしまいました。

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