かくれディズニーおたくとはオレのこと?かつては年間パスポートを持ち、月に1回は必ずディズニーランドに行っていたことはあまり知られていないかもしれないが、ある日、そんなオレのところにおごそかに(?)一枚の招待状が届いた。「TOKYO DISNY SEA OPENING RESEPTION」。「おい真知子、ディズニーシーってなんだ?」オレは聞いたね。なんでもディズニーランドの海バージョンらしいと、ちょっと興奮ぎみの真知子。「ボクちゃんが好きなモネ船長の海底2万マイルのアトラクションがあるよ。」…これはゼヒ行かねば。と酒でよろつく足にムチを打っていってきましたディズニーシー。
この日はオープン前の招待日のためか、入り口でどこぞのワイドショーのクルーが待ち構えていて、芸能人や各界の有名人を狙っていた。さっそくオレのところにもやって来たけれど、まだ何にも見てないんだからコメントしようがないよ。まぁオレが車椅子だったもんだから、目立ったのかもしれないけれど。コレは真知子の発案(陰謀?)で、オレを歩かせるとすぐに疲れて「帰ろうよ~」っとなることや「あっちで酒、飲めるぞ~」っと勝手な行動を取ることを事前に阻止するための対策らしい。オレも、これならラクチンで誠にケッコーだ。それにもしかしたら、あれこれ並ばなはくても先に乗せてくれるかもしれないしな。
まずは「モネ船長」に並ぶこと約1時間。なんだ車椅子の威力、全く通じなったよー。「海底2万マイル」の感想は…まぁ並んでまで行かなくても良い。モネ船長の日本語がうまい。以上2点でした。もう疲れた。なんか飲ませろ、もちろんオチャケだ。ココの良いところは園内でオチャケが楽しめるトコロ。それにつきるな。ってことで、さらにひとつショーを見て(「アンコール!」っていうプロードウェイミュージカルの名場面を集めたショー)、ディズニーシーシンフォニー(要するに音楽と照明と噴水と花火)を見て無事帰ってきた。まあ…ここは、なんてことなかったな~ってのが正直なトコロ。
某局のワイドショークルー。オレは、めでたくボツ映像となったらしい。
オレを見つけてミッキーマウスが駆け寄ってきた!イキナリの熱烈歓迎だ。
人間の石像。オレと知って「シェー」のポーズを決めてくれたイキな石像だ。
このあとあとまだ40分も並ぶなんて、想像もしていなかった「海底2万マイル」
並びすぎて不機嫌。あんなのもうゴメンと、レストランで一杯。
みなさん、元気ですか?ボクはもうヘトヘトです。疲れました。真知子さんが横で「こっちの方が疲れたよ」とおっしゃっています。ことの顛末は…
ボクの誕生日は9月14日。誕生日前と言えば、運転免許の更新です。赤塚不二夫65才、唯一のライセンスが「第一種普通運転免許」なのです。思えば三十数年前は、日本に一台しかないガイシャ(メルセデス911)を乗り回し、女の子にキャーキャー言われるお兄ちゃんでした。
唯一のライセンスを死守するためには、視力検査をクリアしなくてはなりません。ところが、忍び寄る老眼に加えて酒の飲み過ぎのためボクの視力はかなりガタがきています。
不安をかかえながらも、真知子さんに連れられて、午前中から新宿警察署へいきました。手続きの後、視力検査です。係りのおまわりさんが「はい、これは?」「上です」「これ」「右!」「はい、じゃこれ」「うーん…」3コ目が見えません。「左!!」「違うんだよな~…もう一回あとで受けてみてください」…と、休みながらり返すことなんと3回。みごとダメでした。
それでもボクは、めげずに即行でメガネを取りに戻りました。が、何故かこんな時に限ってメガネが見つかりません。けれども、こういう時の真知子さんはとっても頼りになります。「メガネ屋に行こう!」と急遽メガネを作りにいきました。メガネ屋のおやじに、これなら大丈夫とお墨付をもらい、新調したメガネを持って再び新宿警察署へ。
ところが、やっぱり3つ目が見えません。「あとひとつなんだけどね~」「1/4の確率なんだから、なんか言ってみてください」と、おまわりさんもペーバードライバーと知って同情したのか協力的です。「う~ん、う~ん…下?」みごとハズレです。やっぱりきのうのオチャケが抜けきれていないのでしょうか?チャレンジすること合計4回。けれどもきょうはココまでです。果たしてボクは9月14日までにクリアできるのでしょうか。
視力検査中のボクの自信なさそうな後ろ姿。みごと落第。
ヤッタゾ、見てくれ!丸2日禁酒の後、日曜日にみごと合格!府中まで往復タクシ ーを使っての高い免許となりました。右手を見てくれ、さあ!コレで飲めるゾ!
ハッピーバースディ、オレ!当年取って66歳なのだ。こんなに長生きするとは思わなかった!と周りのみんな(特に真知子)に驚かれているよ。
そして、今年も届きました、親友タモリからのタイ一尾。なんだかんだ言ってケ ッコー義理堅いヤツなんだよな。近所のお寿司屋白雪さんにお願いして、お刺身にしてもらいました。その量なんと50人前!これを食べるために夕方から人がきます。
今年は届きませんでした、ケーキ。某Hアットホテルから毎年オレのキャラクターを描いたでっかいケーキが届けられていたんだけれど、今年は届きませんでした。 オイ!Hアット!オレが死んだと思っているのか?しかしオレは許すゾ。そういうことで本日は、真知子が近所のケーキ屋で調達してくれたケーキです。
お祝いにきてくれました、アビちゃん。言わずと知れた藤子不二雄A先生なのだ。トキワ荘で出会って以来、かれこれ40年のおつき合いとなりました。
そして、嬉しいビックリがもうひとつ。オレのただひとりの娘りえ子が突然やってきた。ヤツはロンドン大学ゴールドスミス校なんてところに留学なんてことをして いたんだけれど、この8月にめでたくご卒業だと。これもオレのおかげ…と言いたいところだけれど、オレは見守っていただけで、すべてはオレのモトニョー(元女房)の 年下のダンナ様のおかげだ。おお!ありがたや!!持つべきモノは、金持ちキータンだな。例のミミズクファッションで、現われてオレを驚かせた。マントなんか着てい るから誰だかわかんなくて、思わず逃げようと腰を浮かせちゃったよー。よく頑張った!カンドーした!小泉かオレは!
夜には、いつもの仕事関係の仲間やら、元アシ、親しい友だちやらりえ子も混じ ってパーティ。って言ってもコイツらタイを喰いにきただけだけどな。
そしてまた、今日も口実が見つかったので飲めるぞ。66歳まだまだ、ガンバリマス!!…「もういいよ、いいかげんにしろよ」(真知子)
おみごとなタイ!あっ、こりゃまことにめでタイですな。
近所のケーキ屋のケーキも捨てたモンじゃない。さてHアット来年はどう出るか?報告するから待ってろよ。
アビちゃんありがとう。なんかオレ長生きしたくなってきたよ、と水割りを飲む懲りないオレ。
おっコレは、アビちゃん直筆の色紙。
賢い娘とバカ夫婦、りえ子のミミズクファッションを奪って記念撮影。
君島立洋クンがやってきた。間違えるなよ、あの女優もどきのヨメをもらった方じゃなくて君島兄の方。実は初対面のときにみごとに間違えて赤っ恥をかいたんだ。
あれはもう4年前。オレが上野の森美術館で個展をやっていたときに立洋クンが訪ねてきてくれたんだ。なんでもオレのファンらしくオレのコトをちょろっと本に書いてくれたのを報告っていうか見せににきてくれたんだな。控え室で紹介されたんだけれど、弟とすっかり間違えていたオレは、いやだな~と思って、ずっとソッポ向いていたんだ。そいで、なんでヒゲの方がイヤかっていうと、ここで赤塚家のワイドショー好きが発覚するですねー。
あの君島家騒動の時にちょうど入院していたオレは、ワイドショーオタクの真知子と朝も午後もワイドショーをチェックしまくって、「君島Jr、女優と結婚かぁ」「ええ?隠し子?」とサイコーに楽しんでいたんだ。そこで君島=ヒドイ男がインプットされた。
その後、君島パパが亡くなり相続問題で再びワイドショーに登場!また運良くオレは入院していたね。そしてもちろんワイドショーウォッチャーになった。だから君島家については詳しいつもりだったのに、「君島」と聞いてウカツにも条件反射でヒゲの方と思ってしまったんだ。
そしてその初対面の時に、立洋クンが帰るというので「ヒゲ、いつ剃ったんだい?」と聞いたら「ボク、ヒゲ生やしたことありません」と言うじゃないか!まわりにいたひとたちは大爆笑だよ。真知子に「違うよ!お兄ちゃんの方だよ」と言われて間違いが発覚。それがキッカケで親しくなって、お互いのお家を行き来するようになった。
いきさつが長くなっちゃったけれど、今日はビジンの奥さんとふたりでちょっと遅れた誕生日プレゼントを持ってきてくれたんだ。なんでもヨーロッパで一番売れているゲームだって。「ゲームなんて難しくてやったことないよ。」と言うと「大丈夫です、8歳児から対応してますから」だって。やるなーアイツ。
これはかなりキチョーなツーショットだろ?オレの交友関係はウミのように広いのだ。