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青島幸男さんと企画で対談

 実は…白状すると…ぼくは…今、先週の熱海で飲み過ぎて、酒抜きのためにニュウイン中なのだ。真知子に怒られて、強制入院なのだ。けれども、ここの看護婦さんは美人揃いだし、お部屋も快適なので、どうってことないのだ。ただし毎日点滴を1本。この点滴は、酒を飲み過ぎて栄養失調になった体に栄養補給するためと、なぜか脱水症状になった体に水分補給をするため、それと血中のアルコール濃度を下げるため、という1本で3役の魔法のクスリなのだ。
 ニュウインしていても、仕事はきちんと片付ける。だって病人じゃないんだからね。今日は企画で青島幸男さんと対談。病室まで来てもらっちゃいました。スマンのだ。久しぶりに会って、都知事時代の秘密の話なんかが聞けて、とっても楽しかったのだ。
 いくつになっても、あいつもオレもガキなのだ。

日記 2000年 8月 1日(火) 14:00を開く
高松に出張なのだ。

 ぼくの展覧会「これでいいのだ ! 赤塚不二夫展」が高松で開催されることになって、サイン会のためにやってきたのだ。それにしても暑い暑い。サイン会は盛況。限定100人にサラサラ~っとサインをして、パチパチっと写真を撮られたりして、沢山の人に「頑張ってください」なんか言われて、ヘトヘトになってしまった。けれども、こうやって足を運んでくれるファンの人たちはホントウにありがたい。それに、なんと言っても、ココは美人が多いのだ。女性を見る目が確かなおれが言うんだから間違いないのだ。これはきっと、讃岐うどんのおかげではないか?と思うんだけれども。
 そして、お酒をガマンした御褒美に美人のモト、讃岐うどんを食べたのだ。さすが名物、ウマイ!ぼくはもともと、ウドンが大好物なのだ。

 今月もたくさん飲んで、たくさんの人と逢ったのだ。酒と人。ぼくが元気でいられるのは、このふたつのおかげなのだ。じゃあ、また。

日記 2000年 8月 5日(土)、6日(日)を開く
あー、ビックリした。

 けさ、酔っぱらってトイレにいこうとしたら、ちょっと、よろけてトイレで転んでしまったのだ。笑いゴトではないのだ。こんな顔になってしまったよ。この写真は、病院に行く前に事務所の女の子(ヨリコちゃん)がパチリと写してくれたんだけれども、真知子には怒られたなー。口を便器に強打、前歯がポキンと折れた。それでも、なんでだか分からないが全然痛くないのだ。不死身の男、フジオちゃんなのだ。

 傷は痛くないのだけれど、真知子が「猿の惑星」「猿の惑星」とうるさい。…でも、こりゃホントに猿だね。

日記 2000年 8月 12日(土)を開く
お盆で仕事は、お休み。

 怪我をしたばっかりなので、お酒も飲ませてもらえないのだ。これは水割りのマネのアイスティーなのだ。似ているけど全然ちがうのだー。悲しいが、こういうのを自業自得っていうんだろうとあきらめている。口のまわりが紫色になっちゃった。しばらく大人しくしているしかないか・・・。

日記 2000年 8月 17日(木)を開く
あー、良く寝たのだ。

 実は、おとといニュウインになってしまったのだー。今度は酒を抜くのための「のんびり入院」ではないのだ。キンキュウシュジュツなのだ。でも、ボクが寝ているうちに全部終わってしまったから、ボクはなんにも知らないのだ。転んで頭を打って右手がビリビリっと痺れてしまったのだ…。この前、歯を折ったばっかりだっていうのに、自分ながらもあいそがつきるとは、コノ事だな。ぶつけた頭の中に血がたまったとかで、頭に穴を開けて血を抜いたのだ。だから今ボクは、髪の毛を剃られて半分だけ坊主頭なのだ。

 夏の間、あんまり暑いからずっと家の中にいて歩かなかったバツだな。それにしてもこんなに足が弱っていたとは…。反省、反省なのだ。

日記 2000年 8月 27日(日)を開く
頭に穴をあけたので、なんだかスースーするのだ。(ウソ)

 天才の頭脳は無事なのだー。いいや、これで、もっともっと大天才になるかもしれないゾ。

 今はまだ歩けないけれども、これから、だんだんリハビリを開始するのだ。でも、なかなかリハビリってヤツはキツイらしいゾ。だから自分で自分を応援するのだ。
 頑張れフジオ!

日記 2000年 8月 30日(水)を開く