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2002年 3月 5日(火)
我が家にプロレスラーがやってきた!

 オレはプロレスラーといえば力道山しか知らない。真知子は最近「K-1」とかいうのに熱くなっているけれども、ボクにはなんのことだかサッパリ分からないし、もともと格闘技にはキョーミがない。そんなオレのところに、今日はプロレスラーがやってくるという。対談だっていうけど、何を話せばいいんだろう。いったいどんなヤツなんだろう。きっとデッカイんだろうなー。きっと頭悪いんだろうなー。だってあん なに殴られたら脳みそが揺れちゃうよー!
 …とあんまり乗り気じゃあないオレのところに、知り合いの週刊プレイボーイの高橋くんが連れてきたのは、武藤敬司さんだった。
 やっぱりデッカイね!110キロ?ってことはオレの倍じゃない?見上げちゃうなー 。こうして座っていると武藤さんの方がここの主人みたいだね。あっトイレ?…は、 あの突き当たり。けっこうキンチョーしているのかな?
 なんでも武藤さんは、オレのマンガ「天才バカボン」のパパとママがなんで結婚したかってことが、ずーっと長い間気になって仕方がナイ!という、見かけによらず可愛らしい人だった。それからこういっちゃあナンだけど、予想に反してとーっても 頭のいい人。
 聞けば最近、「新日」というグループからから「全日」というグループに移ったんだって。オレにはナンのことだかよく分からないけれども、コツイらはライバルだった訳だろ?やっぱりこれは大変なことだったらしくて、世間でもずいぶん話題になったんだって。(プロレスファンのみなさん、知らなくてゴメンナサイ)
 オレも昔、「天才バカボン」がヒットしている時に「少年マガジン」から「少年サンデー」に鞍替えしたってことがあったよなー。武藤さんのケースはこれと似たようなことなのかな?プロレスの世界のことがよく分からないから違っていたらゴメン!
 でもね、人は生まれてきたからにはナンでも好きなことをすればいいの。サイノーがある人は、ある程度勝手なコトをやってもまわりのひとが許してくれる。そいで、もっとファンの人がよろこんでくれるように頑張ればいいんだよ。それで、もし間違えたらゴメン!って言えばいい。これが言えなくちゃダメだよ!
 って、これは武藤さんに言っている訳じゃあないけど…。
 それにしても武藤選手のような頭のいいプロレスラーがいるってことは、知らなかったな。オレの勉強不足でした。これからちょっとプロレスでも注目して見てみるかって気になった一日でした。武藤選手また遊びに来てください。
 …ところで週プレ高橋くん、こんな対談で記事になるの?

対談の様子はこんなカンジ。コーヒーなんぞ飲みながらツヨイ人の前では大人しくしているのだ。

武藤選手は頭がキレる人なのだ。プロレスラーにもこんな人がいるのかと認識を新たにしたのだ。

武藤選手にすっかりなついたオレなのだ。

パパの色紙をプレゼント。そういえばパパとママがなぜ結婚したかって話するの忘れたなー。まあ、謎のままにしておくとするか。

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