TOP > 赤塚不二夫 > 日記 2000~2002
2001年 12月 20日(木)
年末はアレコレと…

 ランドセル姿のオレだけれど、例年通りケッコー忙しい年末を過ごしております。先日(12/10)は集英社の手塚賞・赤塚賞という漫画の新人賞の授賞式とパーティのために帝国ホテルにいってきたのだ。新人漫画家の誕生に手を貸すのは骨が折れるけれど、とっても大切な仕事だと思ってずっと続けている。けれどもホンネで言えば候補作品を読むのがとにかく大変!ある程度は編集部がしぼってくるけど、それでもたくさんの漫画を読まなくちゃならないし、その中から才能がキラリと光るヤツを見つけなくちゃいけない、となると真剣勝負だからな。まっキミたちはこの苦労に応えるべくがんばりなさい!!
 授賞式のあとは、大きな会場に移動して集英社の忘年会をかねたパーティとなった。そこでまた、オレが鎖骨を折ってるなんてこと誰もご存知ないもんだから、友だちやら知らない人にまで、右肩は叩かれるし、無理矢理握手されるし、サインまでねだられちゃって、もーいいかげんにしろよ!と逃げるように会場を後にした。
 そして気を取り直して「クラブ数寄屋橋」におじゃました。ここは編集者や作家もちろん漫画家なんかが集まるところで、オレも15.6年前には良く顔を出したんだけれども、さいきんトンとご無沙汰だ。それでも、ここのクミちゃんとはずっと友だち付き合いが続いているから、ちょっと寄ってみる気になったって訳だ。
 そして、日にち変わってきょう20日は小学館の忘年パーティに出席したのだ。こちらも同じく帝国ホテル。1,600人も集まる大会場の中で、なぜかオレは昔の担当者武居記者に挨拶をしろと言われて壇にのぼった。特に言うこともナイので「まだ、生きてます!」とやったら大ウケだった。やったねっ!
 今日の二次会は、真知子の誕生日パーティとなった。親しい友人たちと狂牛病なんかぶっとばせってことでわざわざしゃぶしゃぶ屋に押し掛けて(ガラスキでした!)牛をやっつけてきた。
 …と、コレで真知子の誕生日も忘年パーティも無事終わり、今年もあと数日となりました。残すところは大そうじぐらい?(オレには関係ないのだ)
今年の日記はこれにて打ち止め。来年もオレの真実の姿をここで告白するので、ちょくちょく見に来てくれ!それではみなさん、楽しい正月を!!

張り切って会場入りするボクちゃん。ランドセル(コルセット)はちょっとカバンにしまっておきました。

パーティ会場で藤子不二雄Aことアビちゃんに会いました。さんざん話をした後で「ところで赤塚氏、そのファションはなに?」だって。後ろにいるはアビちゃんとずーっと一緒に仕事をしている松野さん。実はアビちゃんのお姉さんです。

「クラブ数寄屋橋」で小学館の社長とバッタリ。「おい!元気だったか」といったのはオレの方。オレはひさしぶりに銀座のウイスキーを飲んで御機嫌になったのだ。まん中にいるのがクミちゃん。

小学館のパーティ会場でかつての仲間とかつての担当者が顔を揃えた。右から元アシ高井の研ちゃん、オレ、小学館の武居記者、元アシ安達勉、上は小学館の赤岡さんと三宅さん。みんな年とったな~。

ホロヨイ加減のオレが壇上で挨拶するのを心配そうに見守るのは武居記者。「大丈夫だってば!」

日記 2001年 12月 20日(木)を開く