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2001年 1月 31日(水)

 ようこそ「バカデー毎日」編集部へ。
 ご存知の方も多いと思いますが「サンデー毎日」誌上でボクが編集長をしている「面白ければナンデモアリ」というハチャメチャページがあるんだ。
 きょうは、その企画で「フランス料理を食べる」ってのをウチで取材することになった。「うらやましいなー、いいもん喰ってるなー」だって?そう思ったらどーぞ参加してみなさいよ。フランス料理って言っても、そんじょそこらのフランス料理じゃないぞ、「フランス料理鍋」。えっ?鍋?とお思いでしょう?それは、前菜からデザートまでをすべてひとつの鍋にぶっこんで、食べたらどんな味だろう。っていう前衛的かつ恐怖の企画なのだ。どうだい、それでもうらやましいか!?ザマミロ、コノヤロウ!
 お鍋の中身は、前菜に生ガキ、それからポタージュスープ、エスカルゴ、メインは子牛のフィレステーキ、もちろんサラダも、さらにデザートのチーズとストロベリーミルフィーユも入れまして、味付けはおフランスワインザンス。これをドボドボドボ…っと入れて、強火でしばらく煮込みます。
 テーブルにはナイフ、フォークのセットと高級フランスワイン。ワインを飲みながら優雅に会話を楽しみつつ待つこと15分。
 そろりと鍋の蓋をあけると、あたりに漂うただならぬ臭気「うっ、ク・クサイ」。これは、外にもれたら警察に通報されるぞっ、異臭騒ぎだぞ。それにこの色はなんなんだ。
 しかし、ここでひるんでは男がすたる。少なくともオレは「編集長」だしな。「おい、誰か先に喰えよ」編集長はエライのだ。だからお毒見役が食べてからでないとマズイのだ。「うまいモンばっかりを入れたんだから、マズイ訳ないだろ?うまそうじゃないか。」オレはワインをグビグヒあおる。
 「よっしゃ!」のかけ声とともに、意を決したようにひとりの編集部員が口をつける。さらに、もうひとり……。ふと、その編集部員を見ると、ウムムム…顔色がおかしいぞ。「おい、大丈夫か???」
 …このあとどうなったか、2月15日発売の「サンデー毎日」をじっくりご覧くださいませ。