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2002年1月21日(月)
年末の事件を告白します(しぶしぶ)

 不幸は突然やってきた。
 オレはその日もいつものように、おとなしくベッドでスヤスヤ~っとお休みにな っていたんだ。時刻はそう丑三つ時あたりだったかな。すると突然、ほんとに突然に 顔に強い衝撃が…!
 ううっ、イテ~!やられた!ゾクに殴られたのか?!っと思って部屋を見回して も怪しい人影は見えない。聞こえる物音といえば隣で寝ている真知子の規則的な寝息 だけ。「スースースー…。」オレは、しばらくの間何がおこったのか理解できずにぼ んやり座り込んでいたんだ。
 えっと…ココはどこ?オレは誰?
 それでも、しばらくするとだいぶ落ち着いてきたので、ズキズキと痛む右目の上 にそお~っと触ってみた。するとそこには血が!いったいどうしたっていうんだ。気 持ちよく寝ていただけなのに。そうしているうちにもどんどん血が流れてくる。そう いえば、夕べもちょこっとおチャケを飲んだから、出血がひどいのかもしれない。あ ~、オレもこのまま死ぬのかな?とチラリンと思ったけれど、そんなはずないよね。
 だってベッドから転がり落ちただけなんだもん。
 「真知子~、真知子さ~ん」と小さい声で呼んでみる。
 オレってさ、こういう時、気が小さいっていうか優しいっていうか、ぐっすり寝 ているコイツを起こしちゃかわいそうだな、なんて思っちゃうんだよな~。でもどん どん血が出ちゃうからこのままにしていたら、後で怒られるなっと判断したオレは、 意を決して真知子さんを起こすことにした。…それにしてもコイツったら、オレがベ ッドから落っこちたらドスンなんて大きな音がしたはずなのに、よく寝ているな~。
 「真知子さ~ん、血が止まらないよ~」
 「…ん?…ぎゃ~!どうしたの!?」
 それからの真知子さんったらね、まるでスーパーマンのように素早かった。タク シーを呼んでいつものJ病院へ。そこでおっとりとした(?)緊急入院となった。たい したことないけど一応大事をとってのこと。そして翌朝、結果右目の上を8ハリ縫いま した。そして念には念を入れて脳の検査やらなんやらやらされたけれど、トーゼン異 常ナシ!
 こうして、またまたオレの輝かしい戦歴に、もうひとつこの事件が付け加えられ たのでした。そしてさらに翌日、真知子さんはベッドの柵をもうひとつ注文していま したとさ。おしまい!

時間を追って顔の移り変わりをお見せしましょう。これがベッドから落ちた翌日の様子。カン&カンカンも心配してお見舞いに来てくれました。この時は、もうすでに痛くなかったんっだけれど、真知子に怒られるのが恐くて寝たフリしてました。

同日夜。さっきよりも膨らんできて、ほとんど右目はつぶれてしまいました。真知子が「お岩さんみたい。」といって喜んでいるので、コワイ顔をしてみました。

ぶつけてから2日目。ハレはだいぶん引いたけれど、目の周りがまるで殴られたみたいに真っ黒になりました。「お岩さん」から「パンダちゃん」に昇格しました。

一週間たって抜糸です。一応神妙な顔をしてますが、全然いたくないから大丈夫です。おチャケの飲み過ぎでマヒしてんだよ!と真知子に言われました。ホラ、おチャケを飲んでいいこともあるじゃない。とへこたれないオレです。

抜糸が終わってこの通り。いつもの笑顔のフジオちゃんです。