- Q バカボンやハジメちゃんのほっぺたにあるうずまき模様は何ですか?
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A 子どものほっぺたが可愛らしく赤くなっている様子をビジュアル化したのがうずまきです。
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Q 赤塚マンガでは、一度死んだひとや動物がまた登場することがよくありますが、
どうしてですか?
(「天才バカボン」のウナギイヌや「レッツラゴン」のベラマッチャなど) -
A パパがギャングになったり、イヤミが水戸黄門になったり、チビ太がガンマンになったり……赤塚マンガでは、一回限りの設定が多く使われています。その延長線上に、キャラクターが「死んでもよみがえる」という事象があります。実際の世界でも役者が映画のなかで死んでも、また次のドラマに出て活躍するように、赤塚キャラは、マンガのなかでの役者と考えられていました。これをおおきくは、スターシステムといいます。
- Q 赤塚マンガに登場する言葉が話せる動物キャラを教えてください。
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A 赤塚マンガでは、動物も人間も虫もしゃべりたいことがあるキャラクターはいつの間にかしゃべれるようになっています。ニャロメ、べし、ケムンパス、ウナギイヌ、ベラマッチャ、その他にもウナンボ、オタマン、ノラウマ、ませり……などなど。そしてついにちゃわんむしまでしゃべりはじめて、シュールな世界へと突入していきます。
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Q 「ひみつのアッコちゃん」のアッコちゃんと「おそ松くん」のトト子ちゃんは、
同一人物ですか? -
A 確かに顔もヘアースタイルもそっくりですが、断じて同一人物ではありません。その証拠に名前も個性も違っています。
- Q 「ひみつのアッコちゃん」のアッコちゃは、ひみつの鏡をどうやって手に入れたのですか?
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A 最初のひみつの鏡は、大切にしていた手鏡が壊れてしまった代わりに「かがみの国のおじさん」からもらいました。
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Q アニメの「ひみつのアッコちゃん」では、なりたいものに変身するときの呪文は
「テクマクマヤコン」ですが、マンガのなかでは何と言いますか? -
A 「ひみつのアッコちゃん」の連載が始まった当初は、なりたいものを逆さ言葉にしてつぶやいていました。もしも「看護師さん」ならば、「んさしごんかにな〜れ」という風に。アニメの放送がスタートして呪文が使われるようになって以降は、マンガのなかでも「テクマクマヤコン」というようになりました。
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Q 「ひみつのアッコちゃん」の変身のときにセリフの「テクマクマヤコン」は、
どうやって考えられたのですか? -
A アッコちゃんが変身するときの呪文は、第1回のアニメ化の際に新たに考えられたものです。「テクマクマヤコン」は、「テクニクス」と「ミラー」をつぶやくうちに合わさってできた造語だということ。また、元に戻るときの「ラミパスラミパス…」は、「スーパーミラー」を逆さから読んだものです。
- Q ココロのボスは、人間ですか? それともタヌキですか?
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A しっぽはあるものの、タヌキでもない、人間でもない、曖昧模糊とした生きもの、それがココロのボスです。
- Q カエルのべしが誕生したきっかけを教えてください。
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A べしの名前は、赤塚センセイがソンケーしている映画監督・黒澤明さんの名作「七人の侍」に出てくる長老の「やるべし!」というセリフから付けられました。実は、渋いキャラクターです。
- Q ニャロメの名前の由来を教えてください。
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A 当時、赤塚センセイと交流のあったマンガ家で美術家のタイガー立石さんの作品のなかでは「コンニャロメ!」というセリフがよく使われていました。それを読んだ赤塚センセイは、くじけてもくじけても立ち上がるニャロメにぴったりだと、この名前を採用しました。
- Q デコッ八は、どうしてア太郎といっしょに働くことになったのですか?
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A ア太郎が出かけた先のスキー場の旅館で働いていたのがデコッ八。はじめは反目しあうふたりですが、やがてデコッ八はア太郎に惚れて旅館を放り出してア太郎の元へと転がり込んできました。そういう意味では、デコッ八は「押しかけ女房」ならぬ「押しかけ店員」です。
- Q デコッ八の妹について教えてください。
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A デコッ八の妹は「もーれつア太郎外伝」の「花のガードマン」の回に登場します。誰が見ても間違えない、そっくりな兄妹です。デコッ八は、妹のおでこのことを気にしていますが、妹は思ったよりもたくましく生きています。
- Q ア太郎にガールフレンドはいますか?
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A 八百×に買い物に来るお母さんたちには人気ですが、同世代の女の子たちにはモテないようです。片思いはありますが、特定のガールフレンドができるまでには、もう少し時間がかかりそうです。
- Q チビ太がいつも持っているおでんの具を教えてください。
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A 赤塚センセイによると、上から「コンニャク、ガンモ、ナルト」で、だしは関西風とのこと。けれどもよく見ると、タコの足や玉子のようなものもあり、いくつかのバージョンがあるようです。
- Q イヤミがシェーをするとき、いつも靴下がびろーんとなっているのは、どうしてですか?
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A 赤塚センセイが「シェー!」のポーズを考えていたときのこと。スタッフといっしょに様々なポーズを実際に試しているうちに、はずみでくつ下のゴムが伸びてビロローンとなりました。「これは面白い!」と大爆笑して、そのままイヤミのポーズとして採用されました。
- Q おそ松くんたち六つ子は、どうすれば見分けられますか?
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A 性格はそれぞれ異なりますが、外見はそっくりなので両親でさえ見分けられません。当てずっぽうに呼んで当たっていたらラッキーです(チビ太に誰がおそ松か「あててみな!!」といっています)。
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Q おそ松くんの「チビ太の金庫やぶり」には、いくつかのバージョンがあると聞きました。
詳しく教えてください。 -
A 「チビ太の金庫やぶり」には、2つのバージョンがあります。ひとつは、『少年サンデー』の昭和40年42号に発表したもの。もうひとつは、「おそ松くん」が『少年キング』でリバイバル連載されたときに描いたものです(昭和47年5号)。およそ6年の月日を経て描かれた同じテーマのマンガは、おおまかなストーリーは同じですが、絵柄と細かな設定が変わっています。ちなみに現在は、サンデー版は、竹書房文庫『おそ松くん』11巻、キング版も同じく22巻で読むことができます。この話は、赤塚センセイにとっても思い入れの深い作品でした(もっと詳しく知りたいひとはコチラへ)。
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Q いろんな人が「シェーッ!」をしていますが、今までどんなスゴイ人が
「シェーッ!」してますか? -
A 幼少の頃の浩宮様(現在の皇太子様)、ビートルズ時代に来日したジョン・レノン、ゴジラ。この3人が三大「シェー!」として有名です。
- Q 片手で逆立ちをしているイヌについて教えてください。
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A 名前は、夜のイヌ。趣味は、世界中の夜で逆立ちすることです。もしもどこかの街角で見かけた方は、写真を送ってください(もっと詳しく知りたいひとはコチラへ)。
- Q バカ田大学には、女子学生も在籍していますか?
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A すべては把握できていませんが、ごく少数はいるようです。
- Q バカ田大学では、どんな勉強をしているのですか?
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A 「バカはりこうでりこうはバカ」の精神にもとづいて一見バカバカしいことをまじめに勉強しています。ちなみにバカ田大学には、医学部、考古学部、生物学科、スケベ学部などがあり、パパは哲学科を主席で卒業しました。
- Q 「ホッカイローのケーコターン」と叫んでいるキャラクターについて教えてください。
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A 当時のアシスタントが北海道出身のケイコさんに恋をしました。それを知った赤塚センセイは、お祝い?の気持ちを込めて愛を叫ぶバカなキャラクターを描きました。
- Q カメラ小僧は子どもですか? おとなですか?
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A こう見えてもカメラ小僧には、純子という子どもがいますので、れっきとしたおとなと見ていいでしょう。
- Q カメラ小僧のモデルは、篠山紀信さんですか?
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A カメラ小僧はのモデルが篠山紀信ではなく、カメラ小僧は篠山紀信そのひとです。その証拠に自己紹介をしています。
- Q ウナギイヌは、どこに住んでいますか?
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A イヌとウナギの両親がともに住みやすいように、水辺に立てられた水陸両用の家で暮らしています。
- Q ウナギイヌはどうして人間の言葉を話せるのですか?
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A 最初は「ワンワン」だけでしたが、大人気となったので調子に乗ってしゃべりはじめました。
- Q ウナギイヌは、どういうきっかけで誕生したのですか?
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A ある暑い夏の日のこと。当時の赤塚センセイは、編集者とスタッフを交えてアイデア会議をしていましたが、なかなかいいアイデアが出ずに苦しんでいました。すると、赤塚センセイが担当編集の五十嵐さんに「ちょっとタバコ買ってきて」とお願いしました。そして、 数分後。五十嵐さんが席に戻るとウナギとイヌを合体させたウナギイヌがすでに誕生していたそうです。ウナギイヌは、火事場のバカ力の一瞬の集中力とひらめきで誕生した人気キャラです。
- Q レレレのおじさんの職業はなんですか?
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A そうじが趣味の自由人です。
- Q いつもやさしいレレレのおじさんですが、怒ることはありますか?
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A 街を汚すひとは許せないようで、このときばかりはモーレツに怒り出します。
- Q レレレのおじさんの鼻の下あたりにあるのは、ヒゲですか? 汚れですか?
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A レレレのおじさんの鼻の下あたりにあるのは、ヒゲです(それよりも鼻がどこにあるのかが謎です)。