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2001年 9月 7日(金)
こんなにしてまでも…

 みなさん、元気ですか?ボクはもうヘトヘトです。疲れました。真知子さんが横で「こっちの方が疲れたよ」とおっしゃっています。ことの顛末は…
 ボクの誕生日は9月14日。誕生日前と言えば、運転免許の更新です。赤塚不二夫65才、唯一のライセンスが「第一種普通運転免許」なのです。思えば三十数年前は、日本に一台しかないガイシャ(メルセデス911)を乗り回し、女の子にキャーキャー言われるお兄ちゃんでした。
 唯一のライセンスを死守するためには、視力検査をクリアしなくてはなりません。ところが、忍び寄る老眼に加えて酒の飲み過ぎのためボクの視力はかなりガタがきています。
 不安をかかえながらも、真知子さんに連れられて、午前中から新宿警察署へいきました。手続きの後、視力検査です。係りのおまわりさんが「はい、これは?」「上です」「これ」「右!」「はい、じゃこれ」「うーん…」3コ目が見えません。「左!!」「違うんだよな~…もう一回あとで受けてみてください」…と、休みながらり返すことなんと3回。みごとダメでした。
 それでもボクは、めげずに即行でメガネを取りに戻りました。が、何故かこんな時に限ってメガネが見つかりません。けれども、こういう時の真知子さんはとっても頼りになります。「メガネ屋に行こう!」と急遽メガネを作りにいきました。メガネ屋のおやじに、これなら大丈夫とお墨付をもらい、新調したメガネを持って再び新宿警察署へ。
 ところが、やっぱり3つ目が見えません。「あとひとつなんだけどね~」「1/4の確率なんだから、なんか言ってみてください」と、おまわりさんもペーバードライバーと知って同情したのか協力的です。「う~ん、う~ん…下?」みごとハズレです。やっぱりきのうのオチャケが抜けきれていないのでしょうか?チャレンジすること合計4回。けれどもきょうはココまでです。果たしてボクは9月14日までにクリアできるのでしょうか。

視力検査中のボクの自信なさそうな後ろ姿。みごと落第。

ヤッタゾ、見てくれ!丸2日禁酒の後、日曜日にみごと合格!府中まで往復タクシ ーを使っての高い免許となりました。右手を見てくれ、さあ!コレで飲めるゾ!

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