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2001年 1月 11日(木)

 きょうのお仕事も全部終わって、ぼーっとしていたら、ふと映画が見たくなった。
 オレの映画フリークぶりは、いろいろな所で言っているからご存知の方も多いと思うんだけれど、コレクションは全部で3.000本以上。8ミリビデオに始まって、ペータにVHS、VHD、レーザーティスク、そして今はDVD。溜まりに溜まって整理するのも大変だけれど、アイウエオ順に棚にズラーっと並べてあるのを見ると、ワレながら壮観だ。
 オレのお気に入りは、誰が何と言おうと、青春時代に見たハリウッド映画。
 最近の映画も誘われれば見るけれど、どーってことないね。
 かの有名な「タイ○ニック」なんて途中で眠くて眠くて困っちゃったよ。…ああいうのは好みじゃあない。ちょっと前に試写で見た「スター○ォーズ エピソード1」だって、インタビューで「くだらねぇ…」なんて言っちゃったしな。…ああいうのも好きじゃあない。
 そうだな、きょうは「情婦」にしよう。これはボクのお薦めの作品の一本だ。かのビリー・ワイルダー監督の名作で、サスガにセリフも気が効いてるんだよな。
 それから、怪優チャールズ・ロートン演ずるところの弁護士が持っている仕込み杖(柄の部分にお酒を隠すことができるスグレモノ)と同じステッキを、以前マンガ仲間の高井の研ちゃんにもらったんだ。実はもらったというより、欲しくて欲しくて無理矢理ぶんどったんだけどな。さすがのボクも後になってから悪いなーと思って返したけれど…。やっぱり返さなければ良かったかな。なんだか惜しくなってきたな。
 どこか売っているところを知っている人は、是非教えて下さい…。
 さて、それはいいとして、ひとりで見ても面白くないから、真知子とうちの事務兼秘書のヨリコちゃん、さっきまで打ち合わせをしていた何人かも誘って、大勢で映写会だ。
 ここでまたまた、自慢をひとつ。ウチには壁一面のスクリーンと映写機があるのですねー。
 さあ、電気を消したらフジオミニシアターへようこそ。

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